
今回は、私たちによくご質問がある瓦屋根について情報をまとめました。
なぜなら、瓦屋根を利用されているお客様から
『瓦屋根はメンテナンスが必要なの?』
『なぜメンテナンスが必要なの?』
という声を多く耳にするためです。
瓦屋根のお客様は必見の内容になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
瓦屋根にもメンテナンスは必要!
先ずは
『瓦屋根にメンテナンスは必要か?』というご質問に対しては、
『瓦は基本不要!しかし、瓦屋根を構成するモノにメンテナンスが必要!』
という答えになります。
なぜなら、瓦自体は耐久性が非常に高く、割れなどを起こさなければ半永久的に使用できます。
しかし、実は瓦屋根を構成する下地や釘などの建材はメンテナンスが必要なのです。
そこで、もっともメンテナンスを必要とする箇所が『漆喰』とよばれる部分になります。
漆喰とは?
漆喰(しっくい)とは、瓦屋根の棟部に使用されている材料をさします。
下記写真でいうと、赤丸部分のことです。

漆喰の主な役割は2種類です。
⑴葺き土保護のため雨水を浸水させない
⑵見た目を美しく保つ
瓦屋根の棟部(上記写真の頂上にあたる箇所)は基本、粘土などを土台として瓦を積み重ね、固定してあります。
その棟の内部で瓦を支えているのが葺き土です。
葺き土に雨水が侵入してしまうと、葺き土が流れ出してしまい、瓦の固定力が弱まります。
その結果、
・棟部のゆがみ
・雨漏り
・強風による倒壊
につながる危険性もあるんです。
そのため、定期的な漆喰のメンテナンスが必要なのです。

漆喰のメンテナンス方法
漆喰のメンテナンスでは、漆喰を詰め直す作業を行います。
古い漆喰を取り除いた後、新たな漆喰を塗り込んでいきます。
また、メンテナンス費用に関しましては、おおよその目安として『1mで6,000円前後』+足場代を見積もっていただければ良いかと思います。
漆喰作業にはさほど時間がかかるものではないため、よほどの広さがない限りは2〜3日の作業日程で終えることができます。
まとめ
お手入れが必要ではないと思われがちな瓦屋根も、実は定期的なメンテナンスが必要だとご理解いただけたかと思います。
正しい知識を持ったうえで、ご自身のご自宅の屋根を一度確認してみてください。
新たな気づきがあるかもしれません。
また、メンテナンスをするきっかけが今までなかった方や、心配な点がある方は、プロである私たちに状況をご相談いただき、漆喰のメンテナンスが必要かを見極めていただければ幸いです。
まずは点検から何でもご相談ください。